お知らせ
iNET Cloud Gateway for LG「AWS 接続サービス」の提供を開始
2020年11月19日
株式会社BSNアイネット(以下、BSNアイネット)は、LGWANからアマゾン ウェブ サービス(以下、AWS)が提供するマネージド型サービスを利用できる iNET Cloud Gateway for LG「AWS接続サービス」の提供を開始しました。
■サービス概要
当サービスは、LGWAN経由で、AWSが提供するマネージド型サービスへのセキュアな接続を提供することで、クラウド上での実証実験を中心とした取り組みを支援し、自治体のデジタル・トランスフォーメーション(DX)へ寄与することを目的としております。その為、実証実験中のLGWANにかかる通信費用のご負担が無いことが特徴となります。
自治体様はAWSアカウントをご用意いただくだけで、専用線、LGWAN接続、ゲートウェイ費用を負担することなく、お好みの量のデータを保存したり取得できるオブジェクトストレージ「Amazon Simple Storage Service(Amazon S3)」、高速なビジネスインテリジェンスサービス「Amazon QuickSight」、デスクトップストリーミングサービス「Amazon AppStream 2.0」等のマネージド型サービスを活用した実証実験を迅速に推進することが可能です。
※AWS利用料金はAWSアカウントの所有者に課金されます。
想定する5つの利用シナリオ
1.SaaS型庁内情報システム
- ベンダーA社はAWS上に内部情報システムを稼働させる(インターネット接続ない)
- 自治体職員は当該システムへLGWAN経路で利用する。
- 本サービスは、LGWANを通してAmazon AppStream2.0 (仮想デスクトップ)への接続を提供する。
- 仮想デスクトップからベンダーA社のSaaSへクラウド内プライベート接続で利用する。
2.ファイル共有ストレージ
- 自治体は、LGWANを経路として、データをAmazon Workdocsへ保管し、庁内職員間で利用する。
- 本サービスは、LGWANを通してAmazon Workdocsへの専用線接続を提供する。
3.クラウド型分析サービス
- 自治体は、LGWANを経路として庁内データの分析を実施する。
- 本サービスは、LGWANを通してAmazon QuickSight, Amazon Athena へ専用線接続を提供する。
4.申請・オンライン手続きにかかるデータ連携
- ベンダーA社が申請システムをAWS上で稼働させている。
- ベンダーA社はテキストファイルへのアクセスをLGWAN経路にアクセス限定した形で提供する。
- 本サービスは、LGWANを通してAmazon S3への専用線接続を提供する。
5.BCP
自治体は、LGWANを経路として庁内データのCopyをAmazon S3 へCopyする。Amazon S3は99.999999999%の耐久性があり国内のリージョンの3つの距離の離れたアベイラビリティゾーン(データセンタ群)にファイルを分散保管する。コストパフォーマンスが高いアーカイブストレージへライフサイクルに応じて移動が可能。
本サービスは、LGWANを通してAmazon S3への専用線接続を提供する。
■エンドースメント
アマゾン ウェブ サービス ジャパン株式会社は、株式会社BSNアイネット(以下、BSNアイネット)さまが自治体のお客さま向けにAWSのマネージド型サービスへのLGWAN接続を推進するサービスの提供開始を歓迎します。
今回発表されたBSNアイネットさまのサービスにより、AWSサービスを活用した実証実験やシステムの実現を容易にし、デジタル・トランスフォーメーション(DX)の加速と行政のデジタル化に貢献できるものと確信しています。
アマゾン ウェブ サービス ジャパン株式会社
パブリックセクター
営業本部 本部長
大富部 貴彦
※Amazon Web Services、AWS、Amazon Simple Storage Service、Amazon QuickSight、Amazon AppStream 2.0、Amazon Workdocs、AWS Systems Manager、Amazon Athenaは、米国およびその他の諸国における、Amazon.com, Inc. またはその関連会社の商標です。